Magic Wizard 世界設定 |
こんにちは。 オレはユーリ=ノール=ウェスティ。 この小説の一応、主人公らしい(^^;) まず、オレ達の世界『Magic Earth』について説明しようか。 |
Magic Earth |
魔法が、ごく当たり前に存在する世界だ。 魔法には幾つか種類があり、精霊に力を借りる『精霊魔法』 それから、召喚士が使う『召喚魔法』など。 他にも幾つかあるけど、それはまだ出ないと思うので割愛する。 舞台になるのは『ドミノ王国』 ドミノ王国の王都『ドミノ・シティ』から、馬車で二時間程の場所に、オレ達、魔道士・召喚士が集う『ミレニアム・パレス』は存在する。 |
ミレニアム・パレス |
先にも言った、魔道士・召喚士が集う場所だ。 要するに、魔道士、召喚士になりたければ、ここに来て登録する必要があるんだな。 生来から魔力を持って生まれて来たものは、遅かれ早かれ、ここに登録されて、まだ子供の内から、養成所で魔法、召喚魔法の基礎を教わることになる。 魔法ってのは、この世界では当たり前に存在していると言ったけど、誰にでも使える訳じゃないんだ。 生来から魔力を有して生まれた者。 それから、どうしても魔道士、召喚士になりたくて、養成所に入所して、『魔法珠』『召喚魔法珠』というものを、手にした者が、使用可能となる。 もっとも、『魔法珠』などを使えば、大して勉強しなくても、そこそこの魔法が使えるようになるから、かなり流通はしているらしい。 召喚魔法珠に至っては、最初からパートナーとなるモンスターが、封入されてるから何の苦労も要らないのだけど。(もっとも、それほどレベル高くないし、力も弱いモンスターだ) でも、乱用すると、必ずしっぺ返しが来るから、それなりの対処法ぐらいは、学んでないとダメなんだがな……。 だけど、最初から魔力を有して居た者は、そう簡単にはいかない。 何だか逆のような気がするけど、実際に、魔法を使って仕事に就くことが多い訳で、要するにプロになる……ためには、素人の付け焼刃的なことでは、やってられないんだ。 年齢は関係なく、その魔力の高さによって、ほぼ全てが決まる。 それを見極めるのは、導師と呼ばれる……教師に当たる職についてる人だが。 養成所に入所してすぐには、知識的なことを教室の中で教わるに留まる。 半年ほどしてから、『精霊の森』と呼ばれる場所で、試験を受けて、初めて『精霊魔法』を使えるようになるんだ。 半年って言うのは平均的なことで、一ヶ月や二週間程度で、その試験に臨める者もいるけどな。 ちなみに、オレやユーギ、セトは、一週間で試験を受けに行った。 エージは10日。リョーマに至っては、たった5日だったから、驚異的だな。 魔道士になりたい者は、ここで養成所での学習は終了。 後は個別に師匠を持って、そこで修行をすることになる。 召喚士になる場合は、さらに精霊魔法に磨きをかけて、自分のパートナーモンスターを探しに行かなければならない。 『スパイラ』と呼ばれる、『召喚珠』に、モンスターを封じなければならない。 そのためには、そのモンスターと闘うことを強要される。 だから、それなりに『精霊魔法』が使えなきゃダメな訳だ。 ただ、例外もあるんだが……。 それは、また別の機会にでも。 養成所を卒業、出来た者は、それぞれの道を歩むことになる訳だが……。 年に一回の昇級試験が行われる頃には、多くの魔道士・召喚士たちが戻って来る。 オレ達は、この『ミレニアム・パレス』に残って、そこに依頼されて来る数々の仕事をこなしながら、各自の研究を続けている訳だ。 もっとも、一人の研究に手を貸す形でチームを組んで、ってのもありだけどな。 そう、オレ達がそう言う形を取ってる訳だ。 オレの研究に皆が協力してくれているんだけど……。 『ミレニアム・パレス』は『魔道士・召喚士養成機関』と、その後の『ギルド』的な役割も果たしている場所ってことだな。 |
精霊魔法 |
六大精霊『光』『闇』『炎』『水』『地』『風』の精霊の内、3種……光属性か闇属性を選んで、精霊と契約を交わす。 オレは、6種全てと契約を交わしているが、普通は光属性の光・炎・風の3種か、闇属性の闇・地・水の3種の何れかに、限られる。 反属性の魔法を有するのは、相当に魔力が高くないと無理だからだ。 契約を結ぶと、どちらかの手の甲にそれぞれの、魔力の証である紋様が刻まれる。 右手に3種。左手に3種。 使うごとに、それぞれの紋様が淡く輝く。 それを見せないために、魔道士召喚士は、手にグローブをすることが多い。 |